「り、・・・りんぐにぃー・・・。」
「ん?どうしたダスト?」
「っくしゅっ!!!!」
「うぉあ!!!!!!!!」


うみゅう。


「・・・んで困ってるって・・・。」
「うん。あのね・・・かふんしょーみたいなの・・・。」
「へぇ。ロボットにも花粉症ってあるのね・・・。」

ぼろぼろと泣き出すダストを見て何だか居た堪れなくなるリングとカリンカ。元々赤い目が更に赤くなっていく。
何だと言うように他の兄弟も集まりだした。

「だ・・・ダスト・・・大丈夫・・・?」
「みぃ・・・くしゅっ!!!!」
「ん?テメェら何やって・・・ギャー!!!!!!!!!!!!!!!
「すかるぅ・・・ごめんなの・・・。」
「か・・・花粉症なら仕方が無ぇ・・・。」
「目が笑ってねぇっぺ!!!!!」
「ちょい落ち着けー。」

とばっちりを喰らいぷるぷると怒りに震えるスカルを諌めるトードとドリルをひとまず横に置き、他の兄弟達とカリンカはひそひそと相談を始める。

「去年も似たような症状だったよなー・・・。」
「あの時も大惨事でしたね・・・。」
「如何すべきか・・・。」
「あ。」
「どどどうしたの・・・ダイブ・・・?」
「出るんなら吸えば良いじゃん☆」

時が止まった。

「簡単に言うんじゃねぇよオイコラ。」
「リング。貴様も落ち着くが良い。」
「こ・・・コサック博士に頼んでみる・・・?」
「・・・大丈夫かねぇ・・・。あの人肝心な時にミスるだろ。」
「まあ・・・この現状よりはマシになんじゃねぇーのー?」
「・・・。」

「くしゅっ。くしゅっ。ふぇぇぇぇ〜・・・。」

「だっ・・・ダスト!!!テレビの方向くのは止めなさい!!!!いくらブライトが・・・」

「くしゅっ。」

テレビとダストシューターが完全に混じり合った。パニックを起こしたダストがさらに暴れだしたから悲惨な状態だ。
花瓶やら何やら感やらが次々にダストシューターの餌食になっていく惨状を見てスカルは足早に撤退。
トードとブライトは失神寸前。ダイブはクリーンヒット。ファラオはカリンカの無事を確保する為他の部屋へ連れていった。つくづく得な男だ。
リングが何とか多少は捌いてはいるが元々分裂する事により威力を発揮する武器な為かえって難しい状態になっている。

とうとう危機感を持ち出したドリルが慌てて研究室へ行き博士を呼び出した。

「博士!!!!ダストっ!!!花粉症・・・!!!」
「わかった。」


・・・その後博士の処置により丸く収まるかと思われた。


「・・・ふみゅう・・・はかせぇ〜・・・あけないできいてー・・・。」
「ん?どうしたダスト。」
「おなかすいたからちょっとごはんたべよかておもったらね・・・。」
「まさか・・・。」
「とまらなくなっちゃったの・・・。」
「・・・!!!」



「やっぱりミスりやがった〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「収まるまで待ったほうが良かったかもしんないー。」

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